2013/12/12

Zabbixを試してみる。 (1)

いいかげん、NagiosとCactiに疲れてきた。
特にNagiosのコンフィグファイル修正が苦痛になってきた。UIでやりたい。

ので、 Zabbix を試すのであった。


私、最近はUbuntuとDebianを行ったり来たりしております。

以下はUbuntu 12.04 LTS Serverでのお話。
既に当該環境上ではApache2とMySQLが動作しております。


Zabbixインストール

aptitudeで簡単さん。
$ sudo aptitude install zabbix-agent zabbix-server-mysql zabbix-frontend-php
特に設定せず、 /zabbix/ でログイン可能。
初期IDは admin:zabbix 。
Cactiみたいに「初回ログイン時に強制パスワード変更」がないので注意。

[設定]-[ホスト]で監視対象となるノードを追加していく。

グラフの豆腐を何とかする

UIに関しては日本語ロケールが用意されているので楽。
が、グラフまわりで恐らく日本語を使用していて、文字化けというか豆腐が発生する。
豆腐解決前
とりあえず日本語フォント入れましょう。
今回はIPAフォントを選択。
$ sudo aptitude install fonts-ipafont
入れ終わったら、Zabbixに使用していただきたく設定。
/usr/share/zabbix/fonts に使用したいフォントのSymLinkを置く感じ。
root@test:/usr/share/zabbix/fonts# ls -al
合計 8
drwxr-xr-x  2 root root 4096 12月 12 13:05 .
drwxr-xr-x 10 root root 4096 12月 12 11:58 ..
lrwxrwxrwx  1 root root   46  4月 11  2012 DejaVuSans.ttf -> ../../fonts/truetype/ttf-dejavu/DejaVuSans.ttf

root@test:/usr/share/zabbix/fonts# ln -s /usr/share/fonts/opentype/ipafont-gothic/ipagp.ttf .

root@test:/usr/share/zabbix/fonts# ls -al
合計 8
drwxr-xr-x  2 root root 4096 12月 12 13:05 .
drwxr-xr-x 10 root root 4096 12月 12 11:58 ..
lrwxrwxrwx  1 root root   46  4月 11  2012 DejaVuSans.ttf -> ../../fonts/truetype/ttf-dejavu/DejaVuSans.ttf
lrwxrwxrwx  1 root root   50 12月 12 13:05 ipagp.ttf -> /usr/share/fonts/opentype/ipafont-gothic/ipagp.ttf
フォント設定は /usr/share/zabbix/include/defines.inc.php にある。
#       define('ZBX_GRAPH_FONT_NAME', 'DejaVuSans');  // font file name
        define('ZBX_GRAPH_FONT_NAME', 'ipagp');       // font file name
DejaVuをコメントアウトしてIPAゴシックを有効化。
リロードしてみると…
豆腐解消後
いえーい(横ピース)

ググったりするとalternativesを使えるらしいという話もあったのだが、
残念ながら現状Ubuntuのリポジトリにはalternativesはなかったです。



ひとまずここまで。
あとは使ってる間のTipsとかTrouble Shootingを随時書かせていただきやす。



【追記】
コメントで「ttf-vlgothicかotf-ipafont-gothicを入れておけば
defines.inc.phpの書き換え不要」という情報をいただいたので調査。

zabbix.com に置いてあるdebパッケージ(2.x)を使用する場合は、
ご指摘通りのフォントを突っ込んでおくとpostinstスクリプトで
ちゃんとsymlinkを作ってくれるので手間いらずの模様。

本日現在、Preciseのuniverseリポジトリでは1.8で、
残念ながらpostinstにはそのような仕組みは入ってなかったです。

zabbix.comから落としてきたdebパッケージを使用する場合は
aptitude install ttf-vlgothic(あるいは otf-ipafont-gothic)しとくと
幸せになれます。

# 既にzabbixをインストールした後で日本語フォントを入れた場合は
# dpkg-reconfigure zabbix-frontend-php で再設定を。

ご指摘ありがとうございました。


続き: Zabbixを試してみる。(1) のフォローアップをしてみる。

0 件のコメント :

コメントを投稿